ゴリ薬の雑学blog

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薬剤師になるにはどうしたらいいの?

どうもゴリ薬です。

今回のテーマは「薬剤師になるにはどうしたらいいの?」です。

興味ない方はほかの記事見に行きましょう!時間は有限、無駄にできないですからね♪

 

 

この記事でわかること

・薬剤師になるには?

・薬学部ってどんなところ?   です。

 

それではいってみましょ~♪

 

薬剤師の資格は国家資格なので、必ず国家試験を受けなくてはいけません。

国家資格っていうとすごいと思われるんですが、ちょっと思い出してみてください。

今日、学校や職場に行くときに自動車と何度もすれ違いませんでしたか?または、今日自動車で通勤しませんでしたか?

そう!普通自動車免許も国家資格です!多分、いや絶対、日本で一番取得されている国家資格なのではないでしょうか。

そこで、普通自動車免許と薬剤師免許の取得方法を比較しながら書いていこうと思います。

 

自動車免許を取得するにあたって必ず自動車学校に行って、交通ルールと車の操作の仕方を学ぶと思います。

ハンドルの操作からギアチェンジ、S字クランクや坂道発進などの実技を習得するとともに、学科講習で道路交通法もしっかりと学んでいきますよね?

教習所内で一通り学んだら、今度は仮免許の試験を受けて合格し、実際の道路に行って運転技術を向上させていくと思います。

そして、すべての教習が終了すると卒業試験があり、それも合格すると免許センターに行って試験を受けると思います。それらすべての試験を合格するとはれて普通自動車免許の取得となりますね。

 

薬学部も同じです!薬剤師になるには必ず薬学部に進学し卒業しなくてはいけません。なので、この自動車学校にあたるのが薬学部になります。自動車学校と違う点として学校に通う期間と実際にかかる費用です。

車の学校は数か月、合宿に行くと一か月程度で取れてしまう車の免許ですが、現在の薬学部は6年間行かないと卒業できません。

6年間もいって何を勉強するの??私も高校生の時に思っていました。

いざ入ってみると数学やパソコンの授業、体育なんかもあって高校の延長線みたいな感じでした。薬学的な知識や生物学を学ぶ授業もありましたが、すべて基礎的なものでした。

ただ、これは1年生の時の話。

2年生になるとだんだんと薬の作り方やラットなどを用いての実験も入ってきて、薬剤師的な勉強が増えていきます。実験が入ってくると必ずやらなくてはいけないのがレポートの作成です。ラットに薬物を与えるとどのような行動や反応をするのか?薬剤Aと薬剤Bを混合するとどういう反応をするのか?などなど。毎週のように実験が入っていたので、提出物に追われる毎日でした。嘘発見器みたいな実験もあったので毎回楽しく実験できていたけど、このレポートの作成が面倒くさくって、過去問ならぬ過去レポートを丸写しして提出するっていう人もいたくらいです。

 

このように1年目から薬や人体の基礎を学び、2-4年生で専門的な知識を得ていきます。

4年生終了時にOSCEとCBT試験を受けることになります。OSCEは注射の混合や模擬患者への対応など現場に出ての実務経験の基礎となるもの、CBTは4年間で学んだ知識を復習するための試験て感じでした。これが自動車学校でいう仮免試験に該当するものですね。両方とも受かると5年生時に薬局と病院へ11週間ずつ実習に参加していきます。

 

実習では前回ブログ薬剤師って何しているの?で書いた薬剤師業務を行っていきます。goriyaku-health.hatenablog.com

薬剤師免許をまだ持っていないのに薬剤師業務をしていいのか?という疑問の声が聞こえてきそうですが、OSCEとCBTを通過している時点で仮免許取得扱いになるのでOKです。

実際、実習生を受け入れている実習先は店舗のどこかに「実習生が来ていること」を掲げているし、勤務薬剤師と実習生の見分けがわかりやすいようにしています。(実習生は大体自身の大学で使用している白衣を持ってきているので、校章や学校名が入っていることが多いです。)

薬剤師業務をするといっても、もちろん最終責任は現場の薬剤師にあるので、しっかりと確認と判断をしていますので、ご安心ください。

10週間もの実習がやっと終了した後、約1年かけて国家試験の勉強をしていきます。

多くの薬学部は卒業試験を用意しているのですが、この試験が国家試験をも上回る難しさであり、私の卒業した大学では1~2割程度の学生が卒業を延期していました。

そして国家試験を受けるわけですが、合格率は毎年に発表されており、2021年3月に実施された試験の合格率は国公立で約90%、私立では約85%でした。

新卒だけを見ると東北大学や金沢大学の合格率は100%なんていうところもあります。すごいですねぇ!!

 

では、6年間でどのくらいの学費がかかるのか見ていきましょう。

日本の大学は国公立と私立に分けることができますが、国公立大学で約350万、私立大学で約1,200万円が6年間の学費と言われています。

1年平均約200万円!これ、授業料だけですからね。これに加えて教科書代やパソコン代、交通費などもかかるため実質もっとかかってきます。そこで、教科書代を浮かせるためにサークルに参加し先輩と仲良くなっている友達もいました。社会に出る前からそういう勉強もしているなんて当時は感心していました。

また、試験結果が悪いと再試験を受けることになりますが、再試験代金もかかるため、しっかりと勉強していかないとよりお金がかかってしまいます。

 

これだけかけてでも薬学部を卒業させてくれた両親に感謝するとともに、社会に出て自身で給料をもらってから思い返してみると、授業をさぼって遊んでいたのがすごくもったいなかったな!と思うこともありました。

まぁ、卒業して国家試験を受かって両親も喜んでくれていたので良かったですが。

 

ここまで「薬剤師になるには?」、「薬学部ってどんなところ?」を紹介してきました。

少しは薬学部に興味を持っていただけましたでしょうか?

これからも薬剤師や薬に関しての情報を書いていこうと思いますので、よかったら見てください。

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ありがとうございました。