ゴリ薬の雑学blog

読んでいただいた方に少しでもご利益がありますように(^^)

薬学部はどこがいいの??

どうも、ゴリ薬です。

 

今回のテーマは「薬学部はどこがいいの??」です。

 

 

この記事を検索していただいているということは、進学先に薬学が候補として挙がっているか、もう薬学部しか興味がないかだと思います。

この記事を読んで、検討材料になる情報があれば幸いです。

 

薬学部受験するうえで選択に悩むと思います。

賛否両論あると思いますが、薬学部を卒業したものとして言えることは一つ、

【どこの薬学部を卒業しても変わりはない】ということです。

えっ、それじゃこの記事を見る必要ないじゃん?!ということになってしまうので、しっかりと説明していきたいと思います。

 

 

下記の記事で書いた通り、

goriyaku-health.hatenablog.com

薬剤師になるには薬学部を卒業しなくてはいけないのですが、どこの薬学部に行っても勉強する基本的な内容に変わりはありません。

高校での勉強内容を思い出してみてください。A高校普通科に通う生徒とB高校普通科に通う生徒がいたとします。A高校では国語の授業だけを行い、B高校では国語の授業を行わない、なんてことはないはずです。

また、自動車学校で例えると、C教習所に通った人と、D教習所に通った人で勉強した道路交通法が違った!なんてことはないはずです。

全国の薬学部も同様に国家試験を受けるうえで必要な知識を必ず学びます。

 

私が通った大学では外国語科目や体育、特別授業の選択科目はありましたが、薬学教育科目はすべて必修でした。

この薬学教育科目を履修し得る知識が薬剤師の基礎であり必須の知識となります。

どこの薬学部でもこの薬学教育科目を履修しなくては卒業することができません。

卒業できないということは国家試験を受けることすらできないのです。

逆にいえば、どこの薬学部に行っても同じ薬学教育科目を履修できるのです。

なので、先ほど書いた通り【どこの薬学部を卒業しても変わりはない】ということになります。

 

しかし、それだけだとどこを選んでいいかわからないと思いますので、下記の点を考慮してみてください。

  1. 自宅からの距離
  2. 経済的な問題
  3. 授業時間の長さ
  4. 薬学を学ぶ以外にやりたいことはあるか
  5. 卒業後の進路

 

1.自宅からの距離

コロナ期間中でリモート授業をしている大学がたくさんある中、薬学部は実験や実習がほかの学部よりも多くなるため、必然的に大学に通う回数が多くなります。

また、志望している大学が自宅から遠くなると学費に加え下宿代もかかってしまいます。下宿しないとしても毎日の通学時間が長くなると、それだけで人生ロスしてしまいます。私は片道90分程度かかってしまっていたので、往復3時間も通学に使ってしまっていました。そのうちの2時間でもアルバイトに充てるだけでかなり稼ぐことができたんじゃないかな?と思っていました。

なので、どこでもいいという方は、自宅から通いやすい大学を選ぶといいともいます。

 

2.経済的な問題

大学の平均的な学費は4年間で667万円とされていますが、薬学部の学費は6年間で約1,200万円かかります。約2倍ですね。薬学部を卒業するにはお金がたくさんかかります。

奨学金や学生ローンを借りることもできますが、あまりお勧めはできません。私の友人にも奨学金を借りて卒業したものがいますが、毎月の給料から払っていかなくてはいけなく全然貯蓄に回すお金がないと嘆いていました。

しかし、学力があるのに経済的な面で諦めてほしくないので、そういう方には国公立をお勧めします。国公立の学費は6年間で約350万です。私立大学の半分以下ですね。

学力があってどこでもいいう方は、国公立を目指すのがいいと思います。

 

3.授業時間の長さ

授業時間て全国90分で同じじゃないの??そう疑問を持った方、私も当時そう思っていました。実際、私の大学も最初は90分授業でしたが、途中から115分授業に変わったんです。長いですよね。

以下、大学設置基準(昭和31年文部省令第28号)を抜粋したものです。

一 講義及び演習については、十五時間から三十時間までの範囲で大学が定める時間の授業をもつて一単位とする。

同じ科目を15コマに分けて履修することになるので、1コマ60分~120分に変更することができます。実際、違う大学に通う友達に聞いたところ、授業時間は60分ていうところもあって羨ましかった覚えがあります。

授業料高いんだから授業長いほうがいいじゃん!?という方もいるかと思いますが、大学は勉強する場所であって、勉強を教えてもらう場所ではないので、授業が長ければいいということでもないのです。

 

4.薬学を学ぶ以外にやりたいことはあるか

皆様は大学に行ってやりたいことはありますでしょうか??

私は薬学部に行きながらアメリカンフットボールがしたいと思っており、高校生徒の時に薬学部×アメリカンフットボールで検索したら、通える範囲には東京大学か母校しかなく母校を選ばざるをえませんでした。

このように大学生になってやりたいことが明確にある人は検索の幅が広がるのではないでしょうか??

 

5.卒業後の進路について

薬学部を目指す人の中で、卒業後の目的をはっきりと持っている人は少ないイメージです。実習生指導もしているので、実習生にも進路を聞くことがありますが、まだ決まっていないという学生のほうが多いです。

薬剤師だと病院、調剤薬局、ドラックストアに行く人が多くいますが、研究職に進む者もいます。研究職として働くとなると①母校の大学院に行く、②他校の大学院に行く、③企業に就職するという進路があります。

①、②の進路に関しては学力があればいいのですが、③の進路に関してはそうもいかないみたいです。私の研究室の中に企業の研究職を対象に就活をしている友人がいたのですが、募集要項の中に限定のある会社もあり、選考にすら参加できないという状況もありました。

なので、将来企業にて研究を志している方は国公立の薬学部をお勧めします。

 

以上、これまで薬学部を選ぶうえで検討材料なりそうなものを書いてきました。

読んでいただいた皆様の参考になれば幸いです。

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最後まで読んでいただきありがとうございました。